日本の大人たちがいくら9条を守っても、まともに暮らせる社会じゃなければ若者は自分から入隊していくだろう。今はもう時代が違う… | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
日本の大人たちがいくら9条を守っても、まともに暮らせる社会じゃなければ若者は自分から入隊していくだろう。今はもう時代が違う、子どもを戦争に行かせたくなければ、教育や医療や雇用や年金、こっちのほうを守らなくちゃダメだ。
政府はもう嘘をつけない より
そのセリフに感銘を受けた理由
戦争体験者の「戦争だけはしてはダメだ」という言葉には重さがあり、その通りだと思いますが、なぜかしっくりこなかったのも事実です。「戦争反対」を呪文のように唱えるだけでなく、具体的に何をすれば避けられるのかをわかりやすく示している言葉かと思います。
日本はアメリカ社会の後追いをしているともいわれています。そんな中で、この言葉はアメリカ人のイラン帰還兵が著者に行った言葉だそうです。本人に戦争参加の気持ちがなくむしろ戦争反対であっても、社会のシステムがそのように作り替えられてしまうと、日々の生活のために自分の意思とは反対の進路を選択しなければならない状況に追い込まれるという恐ろしい状況ではないかと思いました。
回答者:60代 男性
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