寂しさに終わりはない。僕らはいつでも、たった一人なのだから。でも、だからこそ誰かと共に歩きたいと願う。強く、願うのだ。 | 本で出逢った感動の名言

仔羊の巣
著者: 坂木 司
ISBN:4488457029 / 発売日:2006-06-17
出版社.: 東京創元社

本で出逢った名言・名セリフ

寂しさに終わりはない。僕らはいつでも、たった一人なのだから。でも、だからこそ誰かと共に歩きたいと願う。強く、願うのだ。

仔羊の巣 より

そのセリフに感銘を受けた理由

「君はひとりじゃない」という言葉はあちらこちらに溢れていると感じます。そんななか、「僕らはいつでもたった一人」と言う、その感性がとても好きです。自分の考えともあっていると思います。

そしてだからこそ、「ひとりでは生きていけない」のではなく、「誰かとともに歩みたいと願う」という表現が素敵だと思いました。言っている内容は同じことなのかもしれませんが、心への響き方が全く違います。人を思いやることの大切さ、人と関わることの大切さが込められていると思います。また、言葉としても文章としても、とても綺麗です。

坂木司さんの書かれる文章は綺麗で切なくて、辛辣で優しいと思います。その文体があるからこそ、記憶に残った言葉です。

回答者:40代 女性

仔羊の巣
著者: 坂木 司
ISBN:4488457029 / 発売日:2006-06-17
出版社.: 東京創元社

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