[書評]「ない仕事」の作り方
プログラマもSEも、クリエイティブな仕事であるが故に独創性を求められることになります。けれどもそのオリジナリティはあくまでも感性によるもの、そんな風潮があります。
どのような感性を持っているかで独創性の有無を問われてしまうと、自分には才能があるのか無いのかにとらわれるようにもなり兼ねないものです。
けれども本書を読むと、そのような独創性は決して才能に左右されるのではなく、きちんとした法則により誰もが導き出すことが可能であることがわかります。
ゆるキャラブームの生みの親である著名人が書いた本であるだけに、非常に多くの書評があります。概ねその内容は驚きの声を寄せるものとなります。クリエイターが皆、自分の才能であると語るものも、実は誰もが手掛けることが可能となるノウハウを語っているからです。
ずばり、世の中に新たな価値あるものを生み出す手順が述べられていふわけです。
この考え方はプログラミングにおいても、あるいはプロジェクトに関わるSEの仕事にも役立てることが可能となります。コピペ作業と揶揄されるプログラミングにおいて、独創性を取り入れることでいかに効率化され洗練されたコードを書くことができるかを実感することになります。
あるいは、プロジェクト進行においてこれまでは意識しなかったアプローチで、コストの削減を行ったりメンバーのモチベーションを高めることができるようになるのです。
それも単なる思いつきではなく、きちんとした道理の上で生み出すことが可能となります。
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