急ぎすぎてはいけない。道は、ずっと同じ速さで歩いた方がいい。長い道のりなんだ。暴食には味がなく、早歩きは長続きしない、と… | 本で出逢った感動の名言

山の郵便配達
著者: 彭 見明
ISBN:4087733432 / 発売日:2001-03
出版社.: 集英社

本で出逢った名言・名セリフ

急ぎすぎてはいけない。道は、ずっと同じ速さで歩いた方がいい。長い道のりなんだ。暴食には味がなく、早歩きは長続きしない、と言うぞ

山の郵便配達 より

そのセリフに感銘を受けた理由

長い道中を行く中、息子は同行の犬がゆっくり歩くのをみて、さっさと行くように膝で犬の尻を一突きします。それを見た主人公の老父が諫めるように言ったセリフです。

「山の郵便配達」は映画化もされ、中国映画の中では馴染みのある作品ですが、小説の方は短編です。老いた郵便配達員の口からでるこのセリフは、長い人生をコツコツと歩んできた人の持つ重みがあります。若い頃にはわからなかった言葉の持つ意味の深さ、真実がやっとわかるようになりました。

若い頃は、暴食もしましたが、本当に味なんて思い出しません。歩き急いだときも息切れをしてへたばったことがあります。この言葉の意味が理解できていなかったのでしょう。

地道に働く美しさを教えてもらいました。

回答者:60代 女性

山の郵便配達
著者: 彭 見明
ISBN:4087733432 / 発売日:2001-03
出版社.: 集英社

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