おれは運が悪い | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
おれは運が悪い
旅のラゴス より
そのセリフに感銘を受けた理由
ラゴスを捕まえて奴隷として売ろうとしていた奴隷商人の言葉です。ラゴスを売ろうと入った家は実はその街の市長の家で、市長はラゴスの従兄です。そうとは知らずにラゴスを連れて家に入り、堂々とラゴスを奴隷として売り込みます。
市長はしばらく話を聞いてからこの街では奴隷を禁止していることを告げて、唖然とした奴隷商人を横に、長い間旅をしていたラゴスと感動の再開を果たします。ラゴスを街に連れてくるまでの間に、ラゴスと奴隷商人は少し仲良くなっていましたし、奴隷商人も狡猾ですが人間味がありました。ただ、奴隷とそれを売る商人という関係はずっと変わらなかったのですが、この場面でその関係が一気に逆転してしまったのがとても印象に残っています。
そして、感動の再開を果たした市長が怒りをあらわにして奴隷商人を罵倒したとき、奴隷商人がラゴスに振り返って言いました。おれは運が悪い
回答者:30代 男性
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