「でも、あの人は本心がどうなのか、分からない人ですから。こっちが本気になった途端、やっぱり違う、って言われそうで」 | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
「……でも、あの人は本心がどうなのか、分からない人ですから。こっちが本気になった途端、やっぱり違う、って言われそうで」
昨日まで不思議の校舎 より
そのセリフに感銘を受けた理由
高校生の主人公が無自覚だった恋心を、惹かれていた先輩をつけ狙う男と対峙した時に、無意識に絞り出した言葉です。相手の恨みがましい言葉を一蹴して恋心を自覚し、宣言したあと吐露した思い人への素直な思いで、幼くも真っすぐな恋の気持ちに感動しました。普段は朴訥で流されることが多い主人公なのですが、この言葉とともに積極的に思い人と向き合うようになります。
自分が直面していた問題にも決断的にかかわるようになるのです。自分の高校時代の恋の思い出などを思い出させるとともに、より純粋な主人公の気持ちに心を動かされ、主人公の事が大好きになったセリフでした。
続巻で主人公の環境にもさらなる進展があり、思い人との関係にも変化があるので、それを見守りたい気持ちです。
回答者:20代 男性
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