自分のやる気を信じず、仕組みで習慣づけを行う | [書評]行動の科学―先送りする自分をすぐやる自分に変える最強メソッド


プログラマやSEには、将来に向けての不安が大なり小なりあります。

平均年齢の低さが背景にありますが、技術進歩の早さについていくことが難しくなることが主な理由です。自分が好きな分野となる仕事にいかに留まるのか、その方法が分からない人も多いものです。

本書で語っているのは、自分が目指すべきことがわかっているのに、何故それを実行できないのか悩む人に役立つことです。

世界でも著名な多くの人が、その書評の中で本書を絶賛しています。自分の心にかかっているブレーキをどのように外せば良いのか、その具体的な方法を知ることができるからです。

プログラマもSEにも、様々なストッパーがかかっています。

スキル磨きをしたいのに毎日の業務に追われて時間が取れない、コミュニケーション能力を磨くことを求められながらも苦手意識があるなど、様々な理由で次の一歩を踏み出せずに現状維持を選んでしまうわけです。

けれども時間は確実に流れていますし、年齢も重ねるものです。後で後悔したくないのであれば、今の自分が何をすべきかを考えなければならないのです。そこでまずは、心にかかっているブレーキをどのように外すのかがポイントとなります。

本書を読むことによって、その方法を知ることになります。

もちろん、そう簡単なことではありませんし、幾つかの手順を踏むことになります。

けれどもそれを面倒と思って煮えたぎるお湯の中で我慢するカエルになるのか、熱湯になる前にそこから飛び出す努力をするのかで未来は変わります。


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