世界で活躍したい人も、そうでない人も！世界を通じて自分を知りたくなる一冊

僕らはまだ、世界を１ミリも知らない より

ビジネスマンとして世界を相手に活躍したいという起業家精神あふれる若者が、スーツやネクタイを詰め込んだバックパックを背負って世界中を旅した記録です。

この本の筆者は世界旅行を決意したとき、直に世界の人と触れ合うには英語という武器がなければいけないと、実際に留学して短期間でマスターします。それだけに世界各地の人びとと直に接し、言葉を交わし、その生き方を知り、価値観を揺さぶられる様に臨場感があって素晴らしいです。ああ、私も旅に出て、お仕着せのツアーでなく直にたくさんの人と交流したい！と思わせてくれます。

日本では内戦のイメージしかない国だけど、行ってみたらこんなに平和で発展していたとか、逆に旅先でこんなに嫌な目に会ってしまった、など、実際にその土地を訪れた人にしかわからない情報の生々しさが、旅に行きたいと思っている人の好奇心を掻き立ててくれます。世界で仕事をしてみたい、という方に向けて書かれた本ですが、そうでない人にも今後の人生に役立つ情報がいっぱい詰まっています。

ただの旅行記というだけにとどまらない、人生の指南書ともいうべき一冊です。

回答者：30代 女性