やはり伊藤甲子太郎は強いです!ぜひ油小路にて、彼の無念を感じてください | 読むと旅に出かけたくなる本
やはり伊藤甲子太郎は強いです!ぜひ油小路にて、彼の無念を感じてください
新選組血風録 より
最近では歴女なるものが大分定着してきたように思います。私もその一人で、中でも新選組がすこぶる好きです。その新選組の小説は今や数えきれないほど出版されていますが、やはりこの「新選組血風録」ほどリアリティに溢れる小説には未だ出会えておりません。
今も京都に残る史跡や通りがたくさん登場し、実際に訪れたら隊士に会えるのではないかという期待まで持たせてくれます。中でも油小路に打ち捨てられた伊藤甲子太郎暗殺の場面では、首を貫かれてなお敵を切り捨てる伊藤の気迫に、息がとまるほど圧倒されてしまいました。
実際に油小路に残っている小さな石碑の前でも、この作品を読んでからは伊藤のみなぎる思いをより強く感じられる気がします。ぜひ、新選組紀行の際にはご一読ください。
回答者:20代 女性
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