お金が無くても旅はできるんだということをこの本は教えてくれる | 読むと旅に出かけたくなる本
お金が無くても旅はできるんだということをこの本は教えてくれる
深夜特急 より
その当時子育てと家事に追われて、旅行どころか気軽にお出かけもできない状態で、精神的に煮詰まっていました。旅心を感じさせる題名に惹かれて手にした沢木耕太郎著の「深夜特急」。著者本人のほぼ実体験に基づくアジアからヨーロッパまでバスだけを使って行こうとする旅のお話です。
若い時にアジアを旅したことがあったので、序章のアジア編はとても懐かしい感じがして、そこから全編いっきに読み進めました。
バックパッカーという旅のスタイルはしたことがなかったので、安宿を泊まり歩き現地の人に騙されたり好意を受けたり、旅に疲れたりまた前向きに歩き出したりする主人公とともに、自分も世界を旅しているような気分になれました。閉塞した日常からひととき解放されて、心底気ままに旅に出たいと思わせてくれたシリーズでした。
いつか旅に出る余裕が出来たときに、この著者の辿った旅路を少しでもなぞってみたいです。
回答者:40代 女性
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