もちろん文章も写真もいいのですが、そこから感じられる開高健の人柄に惚れます | 読むと旅に出かけたくなる本
もちろん文章も写真もいいのですが、そこから感じられる開高健の人柄に惚れます
オーパ! より
釣り師としても有名な開高健の釣り紀行です。アマゾンで様々な魚を格闘します。開高健の軽妙でありながらまとわりつくような独特の文体で綴られています。釣りだけではなく、酒、女、下の話、現地の状況が克明に語られています。そして、釣りに関してはターゲットの魚に対する執念、愛着が感じられます。その釣りのスタイルにもこだわりが感じられ釣りをしたことがない方も釣りに興味を持ってしまうと思います。
釣り好きにとっては身近な釣り場だけではなく遠征へと気持ちを昂らせてくれます。それも国内ではなく、海外へと目が向きます。アマゾンでなくともいい、今までとは違う、どこか未知の場所で竿を振りたくなる本です。
そして、もう一つの魅力は時に美しく、時にど派手で現地を感じさせる写真の数々です。開高の文のイメージを大きく膨らませてくれます。
回答者:40代 男性
あわせて読みたい