一人旅をすることで何が得られるのだろう、自分も試してみたい気持ちになる本

深夜特急 より

全6巻セットの1冊目です。最初の1冊を読み終わるか読み終わらないかでその先が気になり、結局残り5冊も買って数日夢中になって読みました。初めて読んだのはもう20年くらい前ですが、時折ふと手にとってはまた読み返しています。読み返すたびに主人公と一緒に旅しているようで、5冊目で自分も旅の終わりを迎えたような名残惜しいような気持ちになります。

旅を通して自分と向き合ったり再確認したり、時に思っても見ないような体験をしたり、体調を壊してしまったり･･･また、出会う人々との交流やその際どんな風に主人公がその人たちと接するか、それもドキドキしながら文字を追い、ページをめくります。自分も一人旅に出て異国の地で孤独に身をおいてみたいと思わせてくれる、そんな本です。

回答者：50代 女性