責難は成事にあらず | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
責難は成事にあらず
華胥の幽夢 より
そのセリフに感銘を受けた理由
できていないと非難することは、何かを成すこととイコールではありません。初めて見た時には、ガツンと頭を殴られたような気がしました。社会でも「反対するなら代案を出せ」とは言われますが、確かにその通りだと思います。
どんなことでも、これができていないあれができていないと批判するのは簡単なことです。けれど、良くない部分をあげつらうことは何かを成し遂げることとは違います。どうしたらいいのかを示してやってみてこそ、何かを成し遂げられるのだと思います。
会社のこと、人付き合い、何においても、責めようとする自分に気付いたとき、いつもこの言葉を思い出します。無責任に批判するだけの、難癖をつけているだけの、嫌な人間になっていないかと、その都度自分自身を振り返ります。客観視したつもりで偉そうに発言するほどに、自分は何かを成してきたのかと。一番客観視すべきなのは自分自身だという現実を、この言葉と共にいつも忘れないようにしています。
回答者:30代 女性
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