この高寿のいる世界と、わたしのいる世界は、時間の進む方向が逆なの。わたしの明日は、あなたにとっての昨日。わたしにとっての十年後は、あなたにとっての十年前 | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
「この高寿のいる世界と、わたしのいる世界は、時間の進む方向が逆なの。わたしの明日は、あなたにとっての昨日。わたしにとっての十年後は、あなたにとっての十年前」
ぼくは明日、昨日の君とデートする より
そのセリフに感銘を受けた理由
ここが初めて愛美の秘密が暴かれたところで、この台詞を読んだ時に、今までの愛美の変わった行動の意図が理解できます。また、二人の時間の秘密を共有する前と後では、僕と愛美の関係が変わっているのも、この小説のよいところです。
ストーリーが進むにつれて、僕は過去の「ぼく」をよろしく、と言うようになるし、愛美の に対して少し年上っぽさを感じたりもしています。ちなみに頭からもう一度『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を読み返すと、逆に、最初のほうの愛美が少し大人びて見えるのもおもしろいところです。
話を変えて、私がちょっとどうだろう?と思ったのは、僕が二人の時間の流れの秘密を知ったあとで、特に何も行動を起こさなかったことです。ちなみに頭からもう一度『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を読み返すと、逆に、最初のほうの「きみ」が少し大人びて見えるのもおもしろいところです。
回答者:10代 女性
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