【主に泣いてます】主人公より強烈な脇役達も見処。モテまくる主人公は決して楽でも幸せでもありません | おすすめ漫画感想

主に泣いてます(1)
著者: 東村 アキコ
ISBN:4063729338 / 発売日:2010-08-23
出版社.: 講談社

もしかしたら、読みはじめてしばらくは、非モテの女性は主人公・紺野泉に反感を覚えるかもしれません。そして今はやりの(?)ゲス不倫男だがナゼか爽やかで適当で憎めない登場人物・青山仁にイラッとするでしょう。そうです、主人公泉はメチャクチャ美人で、学校に行っても仕事に行っても、そこにいるだけで男達を狂わせます。女には妬まれまくり。

でも本人は内気で、男性も怖いし、素顔をさらして外に出るのもなかなか…でも画家の青山仁先生は、生きるのが嫌になって死のうとした泉を優しい言葉で助けます。そこからは、泉はいつか(既婚者の)仁先生と一緒にいられると、仁先生の絵のモデルになり、先生の本妻に嫌がらせされながらも、先生を信じ続けます。

本妻さんのテンションの狂いっぷり、泉を支える仁先生の絵画教室に通うお金持ち中学生のつねちゃん、おネエキャラのこもも、仁先生の教え子で先生がいない間教室を任され泉が大好きになってしまう赤松くん等々、強烈なキャラが主人公を取り巻きます。ギャグも満載です。

そして最後は衝撃の、誰も予想しなかった結末と泉の豹変ぶり?!今をときめく「東京タラレバ娘」や、「ママはテンパリスト」「海月姫」等々東村あきこ先生の作品を読み始めたきっかけとなった作品です。

回答者:30代 女性

主に泣いてます(1)
著者: 東村 アキコ
ISBN:4063729338 / 発売日:2010-08-23
出版社.: 講談社

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