【ヨコハマ買い出し紀行】世界観に身を委ね、 お気に入りのBGMを聞きながらまどろむ様な感覚を味わえる | おすすめ漫画感想
世界観とストーリーはこんな感じ
とても遠い未来の物語で主人公は年をとらないロボットの人(今で言うアンドロイド)作品の舞台になっている地球は、温暖化によって水位は上昇。この時代に生きる人達も、物凄い少子化で殆ど居ない世界。
この未来の世界は人のような姿をした不思議な生きている存在、電気も通っていないのに海の中で光る電灯、外見はビルのようだけれどビルじゃない不思議な植物に覆われた建物、そんな不思議な存在が身近にある世界になっていた。と言う感じなんだけど、物凄く平和的でゆっくりとした優しさと、人の時代の終わりを感じる切なさを時折感じる作品です。
何処か・・・懐かしいんだ・・・
この作品は実在している場所が様々な場面に現れるので、「あ・・・ここは!!」なんて思える時がよくあります。作品の名前の通り神奈川県の海側に面した場所がよく現れ(一部海底に沈んでいる為内陸部も出てきます)主人公の友人である一人のロボットの人が住んでいる東京の武蔵野市なども希に出てくるので地元の人にとってちょっと嬉しいかもしれません。
ツーリングと旅行と写真と・・・・
後バイクでツーリング、旅行が好き、外で色々と風景写真を撮ってる人にとっては、不思議な共感を得る事ができる作品です。様々な日常を書いたストーリーが多い中で、時々スクーターに乗って小さなお出かけ的なエピソードがあるんですが、何故かその描写がやたらとバイクが大好きなんす!!ちょっとした道を流すのが大好きなんす!!ってものがやたらと伝わってくるんですよねえ・・・。
旅行の方も、目的のない旅と言う感じのストーリーがあって、一人旅なんかをした事があると人と人との何気の無い触れあいや、ちょっとしたセリフ、道に迷ってどうしよう・・・見た事もない風景に感動したり、自分が住んでいた場所を思い出して切なくなったり・・・と・・・まあ、実際漫画としては意味がないものなのかもしれませんが、経験がある人にとっては「あーそうなんだよ!!そんな感じ!!」って、納得しちゃうんですよね。
次は風景写真ですが、この作品のもう一つの特徴は一つ一つのカットが風景写真的なカットになっているパターンが多いんですよね。こちらは、作品自体の一つのキーポイントになっている「カメラ」があるせいかもしれませんが一つ一つの自然、人々の日常風景の表し方が、一枚の写真的なものが多いんです。独特な表現もなく特殊な効果も無い感じでその場にあったものをそのまま描いたと言う感じになっているので、写真を撮る事が趣味になってる方からすると、あー写真の世界をそのまま絵にしてるんだなって事を深く感じる事ができたりします。
頭で考えず体で感じよう
この作品はどちらかというと深く考えるよりも「感じる作品」と自分は思っています。確かに主人公はロボットの人と言う事で、周りの人々はどんどん年老いて時間の流れの違いやロボットの人である事の悩みや悲しみなんかも希に出てきますが、基本は「日常のとある風景」「ある日のお話」的なものが中心です。個人的には、こう変な言い方だけどあんまりストーリー的に深く考えるものじゃないのかな?と考えています。
まとめのようなもの
この作品は自分的には「最高!」です。偶然なのか判りませんが、この作品の舞台になった場所にどちらも住んでいたので、殆どの場所が自分にとっては懐かしい場所又は日常的に見ている場所なので、「あー・・・懐かしいなあ」、「今度はこの場所探そうかな?」なんて思ったりしながら読んでいました。
更に上に上げたツーリング(どちらかというと自転車ですけど)一人旅、写真こちらが自分の趣味でもあるので、完璧に自分の感覚と合っていると言う事もあるんだと思います。ただ、視点を変えて言うと常にハードなアクションやひとつひとつのストーリーに深い答えを求めようとする方、キャラクターに可愛さやかっこよさを求める方にはちょっときついかもしれません。
全て「フィーリング&ヒーリング」で出来ているような作品なので、逆にちょっとのんびりしたい、いやしておくれ~、旅が大好き!!風景写真大好き、機械大好き(ちょっと懐かしい感じのレトロ系の乗り物多いです)なんて方にはあうかもしれないですね。
回答者:20代 男性