【潔く柔く】リアリティのあるキャラクターが壁を乗り越えていく | おすすめ漫画感想

潔く柔く 13
著者: いくえみ 綾
ISBN:4088465741 / 発売日:2010-09-24
出版社.: 集英社

最初の話は普通の高校生の話で、次の話も高校生同士の悲しい話でした。1冊目を読み終わって「これは短編集の恋愛マンガなんだ」と思って読んでいました。でも途中から前の話に出ていたキャラクターが出てきたり、前の話では描かれなかったキャラクターの心情が描かれたり、違う話の人同士が出会って違う人間関係を築いたりしていきました。

ただの短編だと思っていた話がどんどん広がっていって話ごとじゃなくて個々のキャラクターがそれぞれの人間関係を作っていってそれぞれが若い頃に作った傷を超えて行って、沢山の人の人生の一部を見たような気持になりました。みんながただのいい人ではなくて嫌なところもあって、奇抜すぎる人は出なくて周りに実際にいるような人ばかりで、何も考えてなさそうな人でも何か抱えているものがったり、きれいなところだけじゃなくてそういう面も描かれているところも魅力の一つだと思います。色々あるけど最後はなんだかほっとします。

回答者:20代 女性

潔く柔く 13
著者: いくえみ 綾
ISBN:4088465741 / 発売日:2010-09-24
出版社.: 集英社

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