【からくりサーカス】あがいて、あがいてダメなら、にっこり笑うしかないけどさ | おすすめ漫画感想
人を笑わせないと死ぬ病「ゾナハ病」にかかってしまった拳法家のナルミと、からくり人形を操り自分を守るために現れたと言う美しい少女「しろがね」に出会った、ひ弱な小学生「マサル」が成長していくアクション物語です。いろんな所に伏線が張り巡らされていて、読み進めるとともに謎が解き明かされ、何度も読み返したくなります(実際に私は10回以上四見返しました)。
マサルたちの敵方である、「笑う」感情を持たない自動人形(オートマータ)とのバトルはもちろん、オートマータを破壊するもの「しろがね」との会話など交流場面も見所です。藤田先生のセリフづかいがいい意味で独特で素晴らしく、とにかく心響かされます。
主人公の真っ直ぐさやぶれなさ、バトルシーンの見応えなどは前作の「うしおととら」にも通じるところはありますが、謎の解明されていく過程などまた違う面白さがあり、ぜひ読んでいただきたいです。
回答者:30代 男性
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