【終戦のローレライ】潜水艦が白兵戦……あり得ないでしょ! | おすすめ漫画感想

終戦のローレライ 1
著者: 福井 晴敏
ISBN:4063143872 / 発売日:2005-07-22
出版社.: 講談社

亡国のイージスや人類資金の著者の福井晴敏氏が書いてある小説の漫画版で太平洋戦争末期、日本海軍の潜水艦がローレライシステムという兵器を積んだ伊507という潜水艦を探して、合流して日本に落とされるはずの3発目の原爆を撃とうとする米軍特殊艦隊(ゴーストフリート)と主人公の折笠とヒロインのパウラ達がいる潜水艦との死闘です。

小説は描写が細かく、話も長く心情がわかるのですが映画は小説とはまた話が少し違う感じで漫画版は読みやすいのが特徴的です。本作のあり得ない潜水艦同士の白兵戦を絵で表現するというのは画期的だと思いますし、ローレライシステムの機械やそれを操るパウラの絵もまた繊細というかオリジナリティやイメージがあって想像を膨らませます。

今、平和な時代を生きてるけど歴史の裏ではフィクションかもしれませんが国や組織や個人の思惑をがんじがらめにして生き残る為に戦うということは綺麗事ではなく大変なんだ、と思わせてくれる漫画です。

回答者:30代 男性

終戦のローレライ 1
著者: 福井 晴敏
ISBN:4063143872 / 発売日:2005-07-22
出版社.: 講談社

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