――七月十四日の革命記念日。いたるところに、青、白、赤。ディヴィーヌは、ないがしろにされた他の色への優しさから、他のすべ… | 本で出逢った感動の名言
ジュネを好きになったきっかけの言葉です。偶然手に取った本でぱらぱらと開いたページに書いてありました。革命記念日で街のそこここにトリコロールが溢れている中、鮮やかな色の服を身にまとったディヴィーヌがぱっと想像できました。青、白、赤と明確に色を並べているにも関わらず、なぜか風景がモノクロに見えるほど、ディヴィーヌの美しさやきらめきが頭に浮かび読んでいて涙がこぼれました。
革命記念日の主役であるフランス国旗の色ではなく、他の色のことを考える人はなかなかいません。ジュネの本はかなり過激な表現が多く、犯罪や乞食、麻薬や刑務所の中の事など決して美しいものを描いている訳ではないのに、すごくきらめいて見えます。どこか神聖な雰囲気がとても好きです。
回答者:20代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
――七月十四日の革命記念日。いたるところに、青、白、赤。ディヴィーヌは、ないがしろにされた他の色への優しさから、他のすべての色を身にまとう。
花のノートルダム より
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