僕のお母さんは、僕を許してくれるだろうか。わからないけれど、誰だって本当によいことをしたら幸せなんだ。だから、きっとお母… | 本で出逢った感動の名言
このセリフは、カムパネルラが銀河鉄道に乗り込んだ際に発せられたセリフです。
このときは、どういう意味か全くわかりませんでした。なにかお母さんに悪いことをしてしまい、そのことを気にしていたり反省していたりするものかと思っていました。そのため、あまり気にせずパラパラと流してしまいました。
しかし、ジョバンニが銀河鉄道の場面から目を覚まし、川で男の子が溺れている、そしてそれがいじめっ子を助けたカムパネルラだとわかったとき。全てを悟りました。カムパネルラは若くして親を残し死んでしまった自分をお母さんは許してくれるだろうか、と問いていたのだと。
そしていいことをして死んだのだからきっとお母さんは許してくれるだろうと。この意味を理解したときはなんとも言えない気持ちでした。
回答者:20代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
僕のお母さんは、僕を許してくれるだろうか。わからないけれど、誰だって本当によいことをしたら幸せなんだ。だから、きっとお母さんは僕を許してくれると思う。
銀河鉄道の夜 より
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