今宵逢ったのも何かの御縁。 | 本で出逢った感動の名言

夜は短し歩けよ乙女
著者: 森見 登美彦
ISBN:4043878028 / 発売日:2008-12-25
出版社.: 角川グループパブリッシング

この物語のヒロインである「黒髪の乙女」。このフレーズは彼女の心中でのものです。小説を読み、彼女の視点で語られる文から感じるのは、彼女は世の中の汚れも美しくしてしまう純粋さを持ち、常にポジティブで、好奇心旺盛、言葉では語り尽くせないほどの魅力を持った人物であることです。

たとえどんな悲観的な場面でも、彼女が語ると素晴らしく鮮やかで、すんなりと心に入ってくる美しい景色に変わるのです。このフレーズは彼女は一夜、京の眠らぬ街を渡り歩き、なんとも個性的でオモチロイ人々に出逢う場面でのものです。

彼らと出会い、起きる事は時に突飛で、信じられないようなことばかりですが、そんな中でも目の前のことを心から楽しむ彼女の、良い意味で行き当たりばったりな日常を表しているフレーズだと感じ、心に残っております。

回答者:10代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

今宵逢ったのも何かの御縁。

夜は短し歩けよ乙女 より

夜は短し歩けよ乙女
著者: 森見 登美彦
ISBN:4043878028 / 発売日:2008-12-25
出版社.: 角川グループパブリッシング

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