女の行く極楽に男は居らんぞ( 鎧の結目を解きかけて、音楽につれて徐ろに、やや、ななめに立ちつつ、その竜の爪を美女の背に… | 本で出逢った感動の名言

海神別荘・他二篇
著者: 泉 鏡花
ISBN:4003127153 / 発売日:1994-04-18
出版社.: 岩波書店

当時恋愛がらみで振り回されて疲れきり、ストレスで体調を崩しているところに親には早く結婚しろときつく言われ、もうどうしてこんな思いをしないといけないのかと弱っていたときに読んで、はっとさせられた言葉です。

恋愛はうまくいけば楽しくて幸せでよいことばかりに思いますが、相手とうまくいかない時や、相手にあわせて無理をしたり、嫉妬や同性からの嫌がらせがあったり、思うようにいかないトラブルのつらさのほうが実は多いです。

心穏やかに過ごすことを一番に思うなら、恋愛などしない、異性など意識せず自分のやりたいことを自分らしく自由にやれるのが楽で、ストレスフリーじゃないかと思うと、急にどうでもよくなって、楽に振舞えるようになりました。

回答者:40代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

女の行く極楽に男は居らんぞ。( 鎧の結目を解きかけて、音楽につれて徐ろに、やや、ななめに立ちつつ、その竜の爪を美女の背にかく。雪の振袖、紫の鱗の端に仄に見ゆ)男の行く極楽に女は居ない。

海神別荘・他二篇 より

海神別荘・他二篇
著者: 泉 鏡花
ISBN:4003127153 / 発売日:1994-04-18
出版社.: 岩波書店

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