これから先仕事をしていく上で身に着けていきたいこと | [書評]20代で大切にしておきたいこと
仕事のやり方の大きな変化
現在、IT技術の革新とグローバリゼーションの影響で仕事のやり方が大きく変わってきています。社会人としての常識が異なる様々な年代が重なり合って社会や会社を構成し、大きな過渡期です。
その中で、持っている材料から最大限の成果が生れるような働き方、コンピテンシーという考え方生れてきました。また、創造性の高い成果を出すためには、エンゲージメント力やシナジー効果、コアバリューという技術が必要になってきます。それら技術を得ることでこれからの時代を如何に生きていくかを理解できます。
コアバリュー
しっかりとしたコアバリューを持っていれば、迷うことなく、後悔しない決断をできます。
コアバリューは所謂理念や行動指針に関わってくる部分で、それらは企業レベルではもちろん個人レベルでも生きていく上で非常に大きな恩恵をもたらします。
仕事を行う上生きる上で大事にしたい事柄や優先順位が明確であればあるほどブレることなく最大の成果に向かって取り組むことができます。また、判断基準が明確であれば即座に後悔しない選択と決断ができます。
より素晴らしい生き方を選んでいくことができるでしょう。そして、企業理念と個人理念が合致した時、仕事の成果が最大限になっていくそうです。
様々な相乗効果によって今までにない価値を
現代では要求がより高度に複雑になっています。
また、需要を作り出す創造性が仕事をする上で重要になっています。その中で要求に応え、また素晴らしい仕事をしていくには一人で仕事をするには限界があります。
そこで、様々な技術や知恵を持った複数人で刺激し合い相乗効果を生み出すことで、成果を何倍にもしていくという考え方があります。それをシナジー効果といい、協調性以上のチームワークとして取り上げられています。
では、どんな考え方がシナジーを生み出すか。自尊と他尊がキーワードのようです。自分の能力と他人の能力を冷静に分析して、それらを組み合わせることができるような考え方ができる力が、能力の相乗効果に大きく影響を与えてくるようです。
他にも相乗効果を高める手法があり、それらのエッセンスを心理学の観点を含めて解説してくれます。