これからのウェブコンテンツ作成に必要な4つの力 | [書評]武器としての書く技術

武器としての書く技術
著者: イケダ ハヤト
ISBN:4806147834 / 発売日:2013-06-19
出版社.: 中経出版

ウェブ時代と呼ばれる現代では、ブログなどのテキストコンテンツからの収入で生計を立てている人も珍しくありません。

そこまで本格的ではなくても、ウェブで副収入を得るためにブログをやっている、または始めたいという方も多いののではないでしょうか。

そんな方にオススメなのがプロブロガーであるイケダハヤトさんの著書「武器としての書く技術」です。

ウェブコンテンツとしての文章作成に必要な4つの力

まず前提として、ウェブ上の読者はいかに効率よく、有用な情報情報を収集するか、に重きをおいて行動しています。

そんな彼らを相手に文章を書く際に、筆者は以下の4つの力が必要だと主張しています。

・書くスピード
・コピー力
・引きつけておく力
・リピートしてもらう力

どれも、飽きっぽいウェブ上の読者を引きつけておくために必須の能力です。

この中で、ブログ執筆者が真っ先に身に付けるべき力は、「コピー力」でしょう。

読んでみたいと思わせるるタイトルを付けるなどして、まず誰かに読んでもらわなければ何の意味もありません。そこで、本書の中からコピー力をつける方法を少しご紹介しようと思います。

読んでもらうためのタイトル作成方法

まず著者は、「数字を強調する」という方法を紹介しています。

たとえば 「ラーメン大好き人間が教える最高のラーメン屋まとめ」というタイトルよりも、「年間500杯のラーメンを楽しむマニアが教える、最高のラーメン屋15件まとめ」の方が、読まれる可能性は高いでしょう。

著者は、こう書けば読者に「500杯ってことは毎日ラーメン食べてるのか!どんだけ好きなんだ!」という驚きを提供すると言っています。 確かに、数字を記載した方が読者は具体的なイメージを持ちやすく、記事の魅力が伝わりますね。

また、他の方法としては「役に立つ情報であることを示す」ことも有効であると説いています。

まずわかりやすいのは、「お金」を絡ませること。たとえば、「あなたにもできる!ブログだけで年間50万円を稼ぐ方法」なんて記事があれば、思わずクリックしてしまうのではないでしょうか。「お金が稼げる」という要素は、強烈な「お役立ち感」を読み手に与えるのです。

他にも、「節約」「お得」なども、人の目を引くための効果的なキワードとして紹介されています。あなたも「お役立ち」という観点から思わずクリックしてしまうようなキーワードを考えてみると、人を惹きつけるタイトルを付けられるかもしれませんね。

このような感じで、本書では「ウェブコンテンツとしての文章作成に必要な4つの力」を身に付けるための具体的な方法がたくさん書かれています。

皆さんも是非、本書を読んでワンランク上の文章力を身に付けて下さい。

武器としての書く技術
著者: イケダ ハヤト
ISBN:4806147834 / 発売日:2013-06-19
出版社.: 中経出版

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