過去のキャラ再登場が嬉しい | [書評]暗殺教室 19

暗殺教室 19
著者: 松井 優征
ISBN:4088806514 / 発売日:2016-04-04
出版社.: 集英社

学校生活を取り戻す為の戦い

これまで暗殺を実行していたものの、全く実現しなかった政府側は、この19巻で最後の方法を決行することになります。

今までに無い大掛かりな設備を採用して、殺せんせー自体を直接狙い打つレーザーを使うことで、確実に暗殺できるという手法を採用することになります。全く知らない生徒は、その方法が判明したことによって、今までの学校生活を取り戻すために最後の戦いへ望むことになります。

最初の数話は、これまで主要キャラクターとされていた数人にスポットを当てて、将来的にどのような方向に進みたいのかがわかるようにしています。渚のように、将来的に先生になることを決め、進路が徐々に決まっていくところは、そろそろ終わりを迎えていくところが見えてきます。

その後で急に暗殺計画が見えてくるところは、ギャップを持たせたい作者側の意図が見えてくると思います。そして、ついに暗殺教室は最終章へと突入することになりました。

殺せんせーの運命は

最終章については、大掛かりな戦法を採用した政府側を、生徒が止めるという変わった戦いが始まります。今までは生徒を政府が支援するような形を取りながらも、結局実現しなかったことを踏まえて、ついに政府側は自らの手法によって決着を付けようとします。

殺せんせーと言えども、さすがに脱出不能の状態で、レーザーを受ければ終わりというわけですから、生徒全員は必死になって学校を目指していきます。

過去のキャラ再登場が嬉しい

ただ、当然排除される話が次々と出てきて、その度に生徒が協力したり、教師がこっそりと誘導したりと、舞台を整える話が展開されていきます。無事に到着したところでこの19巻は終了していますが、その時にこっそりもう1人入ってくるところで終わっており、次の20巻は壮絶な戦いという気配が見えているように感じています。

最終章に突入して以降は、かなり緊迫した展開になりますし、今まで出てきたキャラクターが再登場していることもあり、この漫画を1巻から見てきた自分にとっては、凄く思い入れのある話が多かったように思います。

暗殺教室 19
著者: 松井 優征
ISBN:4088806514 / 発売日:2016-04-04
出版社.: 集英社

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