【書評】「相手のことがわからない」という現代人の悩みを元解剖学者が徹底的に分析する | バカの壁
「バカの壁」という本はベストセラーで知っている人も多いと思います。しかし、amazon のレビューを見てみるとそれほど評価は高くないようです。それでも私にはとても印象的な本です。
結論まで記されずに気づきを書き留めたような形になっているので不満を覚える人も多いのだろうと想像しますが、別の見方をすると世の中のいろいろな物事を考察するにあたってのきっかけとして利用する分にはとても役に立つ本だと思います。
本当にこの本に書いてあることを多くの人がちゃんと認識・理解できるようであれば、イデオロギー論争など起こるはずもないのですが、バカの壁の向こう側にまったく関心を示さない人が相変わらず多く、さらにはネットの普及によって、バカの壁の高さはむしろ高くなってしまったような気さえします。もしかしたら、この本の存在自体が高い高いバカの壁に囲まれているのかもしれません。
回答者:40代 男性
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