成功する為に、なぜ”とにかく行動”が必要なのか? | [書評]大金持ちをランチに誘え! 世界的グルが教える「大量行動の原則」
今回ご紹介する書籍は『ミリオネア・メーカー』という異名を持っていて、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの権威である、ダン・ケネディの書籍『大金持ちをランチに誘え!』です。
オレンジ色の成功法則本
書店に行くとオレンジ色でとても目立つので、前からちょっと気になっていましたが、先日やっと読むことができました。
ダン・ケネディが書いている書籍なので、読む前は勝手にマーケティングのノウハウが書かれた本なのかと想像していましたが、どちらかというと、自己啓発本の色合いの濃い内容でした。
この本では全体を通してある一つのメッセージが打ち出されています。それは成功するためには『大量行動』が重要ということです。どんな業界、どんな業種であってもこの原則は共通していて、素人からプロとして立派になっていくためには大量行動が必要不可欠だということです。
この書籍の中でダン・ケネディは、何か課題があった場合に多くの人は解決策を1つか2つ考えて、それに取り組むけれど、それじゃあ少なすぎると言っています。そうではなく、10とか20とか解決策を考え、さらにそれに優先順位をつけずに全て同時並行でやりなさい、とダン・ケネディは言っています。
30人のお客さんを呼ぶための方法
私がこの本の中で最も印象に残ったのが、ある人気病院の先生が多くの人に質問をされた際の、その答えです。
質問は『あなたの病院には、いつもたくさんのお客さんがいるが、秘訣はあるのですか?』というようなの質問で、その質問に対する人気病院の院長の回答はこういうものでした。
『私は30人の患者さんに来てもらう方法は知らない。しかし、1人の患者さんに来てもらう方法は30通り知っている。そして私はその30通りの方法を全て実行しています』
30通り知っているうちの2、3個で普通の人はやめてしまいますが、成功している人はその30通りを全て実行していくということです。
この他にも具体的な参考事例がたくさん書かれており、毎日の行動をどう変えるべきか、参考になりました。