【書評】生きていればいいことがあります。死にさえしなければ救われることだってあるのです。 | カラフル
私は人生がうまくいかない、と悲観的になっているときにたまたまこの物語を読みました。この物語は主人公がある人物の肉体を借りて転生し、自分がどんな業を犯したのかということを思い出せばもう一度生き返ることが出来る、という試練を天使から与えられるところから始まります。その物語の中で主人公は自分が犯した罪に気づくのですが、そのシーンでは私は人生というものの見方について深く考えさせられました。
ある一点からみれば悲劇的なことでも、実はほかの視点からみればそれにもやはり希望は残されているのだということを教えてくれました。私たちは生きていく中でなんども死にたくなる時があります。でも、思い返してみるとそれは実は私たちがむしろ生きていくために必要なことなのかもしれない、という風に私は考えるようになりました。そのきっかけになったのはまちがいなく、この作品です
回答者:20代 男性
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