この本は、日本で教えられている道徳について異議を説いているだけでなく、そもそもの道徳とは何か、なぜ道徳が必要なのか、なぜ授業で教えられている道徳は間違っているのか、人は道徳というものにどう向き合っていくべきなのかということを教えてくれます。

それらを通して、本来の正しいものの考え方、他人とのかかわり方等といったことを考えなおさせてくれます。特に本の前半には、今当たり前のように教えられている道徳に対する駄目だしようなことも書かれており、読み進めるのが楽しい作品です。

読み終えると、これまで人の意見に左右されたり、人と違うことをする勇気がなかった自分の背中を押してくれます。人と違ってもいい、自分の考えをしっかり持ち、それに向かって突き進めばいいと思うことのできるようになる力のある作品です。

回答者：30代 女性