テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で役者として大ブレークをした星野源さんについては、2年前紅白歌合戦で「SUN」という歌を歌い、とても素敵な歌だったので、歌の方面からファンになりました。

その後、「ダ・ヴィンチ」という文芸雑誌にエッセイの連載をされていることを知り、「ダ・ヴィンチ」を定期購読して読むようになりました。その際、「蘇える変態、」というこの本を知りました。わざと「、」が最後に入っているのが、星野源さんの癖のあるところで面白いと思いました。単なるミーハー根性で購入して、娘の中学受験の入試本番の際の待ち時間に読む本で持っていきました。

日々の思ったことを書いている本なのかと思ったら、31歳の時に突然襲った「くも膜下出血」で倒れ、2度手術をして、その時に人生観がガラッと変わったとこの本で書かれていたので、びっくりしました。

今は歌に芝居にエッセイ執筆に忙しく、いつも明るくしていらっしゃいますが、もう死ぬかもしれないという覚悟をしたけれど、くも膜下出血で死ぬような思いをして人生観が変わったという考え方が、私よりも若いのに大変しっかりしていて、自分も、今の生き方を少し見直して、少し後ろ向きな考え方を前向きに明るく考えようとさせてくれました。

回答者：40代 女性