見城徹はどうやって755を作ったのか | [書評]たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-
今回、ご紹介したい書籍は見城徹さんの『たった一人の熱狂』です。たまたま立ち寄った書店で平積みされていたのを何気なく立ち読みしたことがキッカケで買ってみました。
気がついたら引き込まれていた
最初は買うつもりはなく、時間があったので近くに置いてあった本を手にとってペラペラ少し読んだところ、すぐに入り込んでしまって、気がついたらレジに持って行っていました。
この書籍は一言で言うと、『本気で生きること』の大切さが書かれています。お恥ずかしながら、この本を手に取るまでは、著者の見城徹さんのことを存じ上げませんでした。しかし、この本を読むと、目の前に見城徹さんがいるかのような気迫がヒシヒシと伝わってきます。おそらくお会いしたら、半端ではない世界観を持った人なのだと想像しています。
755でのトークが元ネタ
この本はもともと、元ライブドア社長の堀江貴文さんと、サイバーエージェントの藤田晋さんがタッグを組んで開発した、755というSNSで見城徹さんが他ユーザーとのやり取りをベースに作られた本だそうです。
しかし、全くそんな感じはしませんでした。
というのも、755というと少しゆるめのイメージのSNSだったので、こんなに鬼気迫るようなやり取りがされていたとは、思えなかったからです。それぐらいこの本は少し異様な雰囲気をかもしだしている書籍です。ここ最近でこういう本を読んだのは初めてです。
本気で生きる大切さ
読み終わった後のなんとも言えない高揚感と、もっと本気で生きないといけないと思わされて焦燥感を感じた一冊でした。
実はこの本を読むと、もう一つの特典を得ることができます。
それは、豊かな表現力に触れることが出来るということです。見城徹さん自身が書籍の編集者だというだけあって、本当にたくさんの書籍の紹介であったり、ご担当されてきた書籍のワンフレーズが引用されていたりします。さらに、長年の編集者経験で培われてきたと思われる、普通の人では思いつかないような豊かな表現がこの書籍の中にふんだんに盛り込まれています。
この洗練された言葉の数々に触れられるというのも、この書籍をオススメする理由の一つです。