自分の本音を押し殺しながら日々を暮らしていないか? | [書評]本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方
ホリエモンの話はいつも明確です。
同書で、職場で大切なことはやるべき仕事をやることである、と言いきっています。周囲の人間関係云々とか、自分の生き様とか、価値観とか、そんなものは仕事の結果とは関係ありません。
日本の社会では、とかく、まわりの人の顔色をうかがいながら、仕事をしている人が多いのは事実です。自分が嫌われはしないか、心配でならない人もいるようです。しかし、職場の人たちがどう考えているかは、いわば、その人の問題なのです。
自分とは関係がありません。
もし、根拠のない話で、自分が陰口を叩かれているのであれば、正式に上司を通じて抗議すればいいだけのことです。必ず、すぐに収まるものなのです。仕事への影響は全くありません。
読みやすい文章で、ホリエモンが直接語りかけてくるような感覚で読めました。
もちろん、職場だけでなく、学校でも、近所でも全く同じです。自分自身に忠実に生きていくことで、本当にやるべきことができるのですから、後悔が残りません。
この本で最も強く心に刻まれた部分は、失敗を恐れてはいけない、失敗して命にかかわるのであればともかく、普通は、なんとかなる、のくだりは、大いに勇気づけられました。
世には、自分の本音を押し殺しながら、小心翼翼と過ごしている人は少なくありません。そんな人には、同書はまたとない頼りがいのある相棒となるでしょう。
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