「裏切られてもいいんだ。裏切った相手が卑怯になるだけで、わたしのなにが傷つくわけでもない。裏切って卑怯者になるよりずっと… | 本で出逢った感動の名言

月の影 影の海〈下〉―十二国記
著者: 小野 不由美
ISBN:4101240531 / 発売日:2012-06-27
出版社.: 新潮社

本で出逢った名言・名セリフ

「裏切られてもいいんだ。裏切った相手が卑怯になるだけで、わたしのなにが傷つくわけでもない。裏切って卑怯者になるよりずっといい」

月の影 影の海 (下) より

そのセリフに感銘を受けた理由

相手の行動や言葉ではなく、自分の在り方は自分で決めるという、主人公の強い意志が感じられる言葉です。

前後の文章がないので分かりにくいと思いますが、物語の前半は周りにずっと振り回されて受け身だった主人公が、このシーン、このセリフから、自分の足で歩きだし、自分の心とまっすぐ向き合い始める大切なシーンです。

どんな目に合おうと、自分はこうしたいんだ!自分はこう行きたいんだ!自分はこう在りたいんだ!という…、初めて自分の心に気付き従った主人公の強さ、変化に感動しました。わたしも人に裏切られた経験があり、悩んでいましたが、この言葉を読んで、ふっきれました。

回答者:20代 女性

月の影 影の海〈下〉―十二国記
著者: 小野 不由美
ISBN:4101240531 / 発売日:2012-06-27
出版社.: 新潮社

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