家庭内や仕事で問題を抱えてる時に手にした本書ですが、一番心に響いたのがこの一文でした。人は良いことばかりを望んでしまい、何か悪いことや嫌なことがあるとついそればかりに気をとられ気持ちが落ち込んでしまいがち。ですが、改めて全体の状況を見てみると…確かに悪いことがある一方で何かしらいいことも存在しているものです。悪い一面に関しても「災い転じて福となす」となる場合もあります。

その物事だけを見るのではなく、その一時だけを見るのでもなくバランスをよく見ること。それをするのも難しい時も多いものですが、ともあれ悪い状況でも一呼吸おいてみること。良いことと悪いことは表裏一体、ふたつよいことがないのならば、ふたつ悪いこともないのではないか…そう考えられるようになった時、気持ちがとても楽になりました。

回答者：40代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

ふたつよいことさてないものよ

こころの処方箋 より