【書評】これほど文系向けの科学指南書はない。自分の身を守る「科学的思考」がここにある。 | 科学的とはどういう意味か
「科学」という言葉に対する得体の知れない不安が見事に取り払われました。文系という言葉を理系から逃げるために使っていたことに気づかされ、いままでどれだけ科学と向き合うことから逃げてきたかがわかりました。
物事を予測し、確実に進めていくためにはやはり数学や科学の力が必要で、その正しい使い方、考え方の基本がすべて詰まっています。世の中にあふれる情報に惑わされない、個人レベルの身を守る確かな力として科学は必要不可欠なものであることが学べます。
台風や津波など、実際に日常にあふれている題材をもとに、科学的思考のアプローチを指南してくれているので、文系の私にもすぐに実践できるところがとても良いです。さらには、子どもの算数離れの理由や記憶の手段についても触れられいて、自分だけでなく、子育てにも応用できる内容です。
「科学」とは何かを答えられる人は少ないだろうが、これを読めばその答えにたどり着く確かな助けになります。
回答者:20代 男性
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