【書評】障害を一つの才能にした人です。 | ぼくには数字が風景に見える
この本はラジオで紹介されたのをきっかけに購入しました。著者のダニエル・タメット氏はサヴァン症候群であり、ゲイである方です。
サヴァン症候群というものを病気と捉えるのではなく一種の「才能」として捉えられる本でした。また、エッセイですが小説のように読みやすく、難しい医療用語もないので医療知識が無くても所々図で表現していて分かりやすく、想定も可愛らしいので手に取りやすかったのも魅力です。
サヴァン症候群の症状を分かりやすく書かれており、こういう風に見えるのか、感じるのかと、自分には分からない事を知れていく事が大変勉強になりました。そしてそのサヴァン症候群と上手に付き合い、その才能を活かし仕事をし、自分と同じ境遇の方と交流をしていく様子は読んでいてとても前向きにしてくれ、羨ましいとすら感じられる内容でした。
回答者:30代 女性
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