2017年6月19日 小説本で出逢った感動の名言 完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないように。 | 本で出逢った感動の名言 わたしは文章を書くたびに、その文章を書いた習慣から、これは伝えたいこととは少し違うと感じてしまいます。 思ったことをそのまま文章にすることはひどく難しいことです。この一言は、そんなもどかしい気持ちを肯定してくれる言葉です […]
2017年6月16日 小説本で出逢った感動の名言 ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない | 本で出逢った感動の名言 有名な「星の王子さま」ですが、子供の頃に読んでつまらなくて、どうしてこれが名作って言われててベストセラーなんだろう?と思っていました。けれど大人になってもう一度読むととても胸にくるものがありました。 苦しい恋愛をしていた […]
2017年6月15日 小説本で出逢った感動の名言 自分と彼らとの間には、虚偽の膜が、かかっている。 | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 自分と彼らとの間には、虚偽の膜が、かかっている。 忠直卿行状記 より そのセリフに感銘を受けた理由 「虚偽の膜」という言葉が面白いと感じたため、選びました。この言葉にとても共感しました。実際生 […]
2017年6月14日 小説本で出逢った感動の名言 「女性は出血には強いんだよ。 たしかに医学の教科書には、三分の一出血したら死ぬ、と書かれているが その教科書どおりに… | 本で出逢った感動の名言 渡辺氏は元整形外科医です。その彼が担当外の産婦人科の患者の緊急手術をすることになったときの話で、子宮外妊娠の破裂による、大量の異常出血がおきているという事態に直面します。 人間は血液の三分の一が出てしまうと死亡する、とい […]
2017年6月13日 小説本で出逢った感動の名言 長州がかわいそうではないか | 本で出逢った感動の名言 「長州がかわいそうではないか」、司馬遼太郎さんはこの一言の意味を伝えたいために、8巻におよぶ「竜馬がゆく」を書いたといいます。 身分が高いわけでもない一人の若者が、どうして大物たちの気持ちを動かし、やがては時代を動かすき […]
2017年6月12日 小説本で出逢った感動の名言 でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば世界は変わる | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば世界は変わる 魔王 より そのセリフに感銘を受けた理由 中学生の時にこの魔王という小説を読み、他にも多くの名言がある中でこの言葉が一番印 […]
2017年6月11日 小説本で出逢った感動の名言 「しっかり生きて!」 | 本で出逢った感動の名言 この本は主人公の花が家族愛を通して大きく成長していく物語です。私がこの本を読んだのは中学生の頃でしたが、その頃は自分が一人で生きていけるかもしれないと思っていました。 しかしこの本を読んで子供達を育てていく母親の苦労や愛 […]
2017年6月10日 人文・思想小説本で出逢った感動の名言 自分自身に対して、ありがたいと思えるようになったときから、人生が変わったような気がする | 本で出逢った感動の名言 私は厳しい親の影響から、自分の良いところを素直に喜んだり認めたりできずにずっと生きてきました。長所を褒めてもらうよりも短所を指摘される方が多かったと思います。そのため、いつもどこかで自分を過小評価してきました。「自分を褒 […]
2017年6月10日 小説本で出逢った感動の名言 今宵逢ったのも何かの御縁。 | 本で出逢った感動の名言 この物語のヒロインである「黒髪の乙女」。このフレーズは彼女の心中でのものです。小説を読み、彼女の視点で語られる文から感じるのは、彼女は世の中の汚れも美しくしてしまう純粋さを持ち、常にポジティブで、好奇心旺盛、言葉では語り […]
2017年6月9日 小説本で出逢った感動の名言 「お前の頭は天窓が開いている、っていったのは藤田君だっけ」「そうだよ」「いい言葉だね。簡潔にして要を得ている。君も頭の天… | 本で出逢った感動の名言 これは高校生からの付き合いの男性二人の会話です。このフレーズ、大分抽象的ではありますが「天窓が開いている」というのは、おそらく「頭のねじが飛んでいる」のような、クレイジーでまともではない、おかしいという意味。つまり、決し […]
2017年6月8日 小説本で出逢った感動の名言 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」 | 本で出逢った感動の名言 キツネの言葉や王子さまの言葉ひとつひとつが心に刺さり、心にスーッと染み込んでいきました。だんだん大人になっていくごとに、忘れていく感情を思い出させてくれる本です。その中でも特にこの言葉は、「星の王子さま」のキャッチフレー […]
2017年6月7日 小説本で出逢った感動の名言 木々や草や、太陽や月や星々や、アスランその方さえ、頭の中につくり出したものにすぎないといたしましょう。たしかにそうかもし… | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 木々や草や、太陽や月や星々や、アスランその方さえ、頭の中につくり出したものにすぎないといたしましょう。たしかにそうかもしれませんよ。だとしても、その場合、ただあたしに言えることは、心につくりだ […]
2017年6月6日 小説本で出逢った感動の名言 「嘘よ。失ったとたん、なんとなく大切だったような気がしてきただけよ。本当に大切だったら最初から大切にしてるわ、失わないよ… | 本で出逢った感動の名言 飛び込みという競技に夢中になっている少年のお話なのですが、このシーンは、飛び込みに夢中になりすぎて彼女にふられてしまった主人公にむけて、コーチが放った一言です。 「失ってから初めて大切さに気が付く」というのは月並みな場面 […]
2017年6月5日 小説本で出逢った感動の名言 何よりも悪いのは腐ることじゃなくて腐り続けること | 本で出逢った感動の名言 主人公に向かって、主人公の母が言った言葉です。わたしは自分がここの本の中でいうと「腐っている」状態だと思っていました。 自分ではどうしようもないと決めつけてたくさんのことをたくさん諦めて、それでも、周りを見ると羨ましくて […]
2017年6月4日 小説本で出逢った感動の名言 今までの人生で読んできた本をすべて順に本棚にならべてみたい | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 今までの人生で読んできた本をすべて順に本棚にならべてみたい 夜は短し歩けよ乙女 より そのセリフに感銘を受けた理由 作中では単純に自分の読んできた古本や絵本に思いを馳せる言葉でしたが、自分の生 […]
2017年6月3日 小説本で出逢った感動の名言 「おーとーせよ。こちらあみ子、こちらあみ子。おーとーせよ」 | 本で出逢った感動の名言 第二十六回太宰治文学賞受賞作である「こちらあみ子」は、もともと「新しい娘」という題で受賞しています。単行本化するにあたり改題され、「こちらあみ子」という本となって流通するに至りました。 父親からの誕生日プレゼントであるト […]
2017年6月2日 小説本で出逢った感動の名言 青森を出発して三十時間で、このような発狂者の出る程の負担を強請した指揮者の自分が、雪という敵に対して余りにも作戦が疎漏で… | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 青森を出発して三十時間で、このような発狂者の出る程の負担を強請した指揮者の自分が、雪という敵に対して余りにも作戦が疎漏であったことに深い責任を感じた。 強力伝・孤高 より そのセリフに感銘を受 […]
2017年5月31日 小説本で出逢った感動の名言 恥の多い生涯を送って来ました | 本で出逢った感動の名言 「恥の多い生涯を送って来ました」一番、心に残っている言葉です。始めて太宰治さんの人間失格を読んだのが、中学生の時でした。 当時、家庭内が、友達と比べ、少しだけ複雑だった事もあり、その中での思春期時代を親のせいや、環境のせ […]
2017年5月31日 小説本で出逢った感動の名言 ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ へ オバアチャン ノ タマシイ、ダッシュツ、ダイセイコウ | 本で出逢った感動の名言 このセリフは、物語の中で”死”を悪い意味では捉えておらず、むしろ良い意味で表していることが感じられる言葉です。そして、この言葉が書かれていた場所も感動する理由です。 この言葉が書かれていたのは、まいがよく水をあげていたヒ […]
2017年5月30日 小説本で出逢った感動の名言 自分のやっていることを恥ずかしいと思っていることこそ、いちばん恥ずかしかばい! | 本で出逢った感動の名言 世の中、多数派が正しいとか、人と違うことをしている人は変な人と扱われることが多いですがそれが正しいとは思わない、強い気持ちがある言葉だなと思い、すごく好きな言葉として心に残っています。 自分自身、自分がやってることは、正 […]
2017年5月29日 小説本で出逢った感動の名言 未来とは、あなたが予知しようとするものではなく、自分で可能にするものだ。 | 本で出逢った感動の名言 星の王子様の中にはたくさんの名言がありますが、私は特にこの言葉が好きです。私たちは未来に対して「どうなるのだろう」「こんなふうになったらいいのに」「きっとダメだ」「たぶん上手くいく」と、様々な思いを抱きます。 でも、それ […]
2017年5月28日 小説本で出逢った感動の名言 君よ、知るや、諦めの民の愛情の深さを | 本で出逢った感動の名言 まずは『諦めの民』という言葉。主人公のみを限定して指す事も出来ますが『日本人全体』を指す事もできる言葉だと思いますから、ひいては『君』の事も指す事ができる言葉ではないのでしょうか。その『諦めの民』が手放さずに内包し続ける […]
2017年5月28日 小説本で出逢った感動の名言 一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや… | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや。転んだなら立ち上がったらええ。簡単に諦めたらあかんで。 銀二貫 より […]
2017年5月25日 小説本で出逢った感動の名言 人間のプライドの窮極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言いきれる自覚ではないか。 | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 人間のプライドの窮極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言いきれる自覚ではないか。 東京八景 『富嶽百景・走れメロス他八篇より』 より そのセリフに感銘を受けた理由 […]
2017年5月24日 小説本で出逢った感動の名言 北国で暮らしていると、きょうから冬だとはっきり感じる日があります。 | 本で出逢った感動の名言 東京の会社の出版物では北国の情景が、いかにもどこかから引用したような読み飽きた表現と感じることが幾度かあります。 実際、北の地域に住んでいる人間は、昔は漬物つくりや冬囲いなど冬に備えるための作業に忙殺されていましたし、現 […]
2017年5月23日 小説本で出逢った感動の名言 かわいそうに。あなたみたいな女は、見ているだけでも恥ずかしい。 | 本で出逢った感動の名言 キャリアウーマンの治子は、社内で不倫をしている疑惑をかけられ、会社の家族パーティーである男性社員の妻から身体を武器にして出世してきたのだろう、と罵られます。虚実の手紙を上司にも出してやると言う妻に対しての捨てゼリフがこの […]
2017年5月22日 ノンフィクション小説本で出逢った感動の名言 私にとっての解決は、この世を完全に捨てることにも、完全に受け入れることにもなくて、その中間のどこかで釣り合いを取り、或い… | 本で出逢った感動の名言 現在の自分と同じ悩みを率直に語られていた著者の言葉に、驚きと共にやっと共感者を見つけた喜びで涙が流れました。専業主婦をしていると、毎日の生活が忙しく子どもや夫や他者のために奉仕することばかりで自分を見失いそうなことがよく […]
2017年5月22日 小説本で出逢った感動の名言 親しくなることは加算ではなく、喪失だった | 本で出逢った感動の名言 本で出逢った名言・名セリフ 親しくなることは加算ではなく、喪失だった 対岸の彼女 より そのセリフに感銘を受けた理由 この言葉にはこの本のテーマ全てが集約されていると思いました。主人公葵は人と関わる時に際して、相手が一定 […]
2017年5月21日 小説本で出逢った感動の名言 風景だったピアノが呼吸を始める。ひとつずつ音を合わせていくうちにピアノはその重たい身体を起こし、縮めていた手足を伸ばす。… | 本で出逢った感動の名言 作者の宮下奈都さんは本当に表現がきれいでなおかつ具体的にイメージをさせてくれます。ピアノが生き物がみたいに呼吸をする様は読んでいて静かな臨場感がありました。文字でここまで風景を描かせてくれる作者は少ないと思います。 ピア […]
2017年5月21日 小説本で出逢った感動の名言 野良仕事は辛い、掃除は辛い、嫌だ嫌だって駄々をこねて逃げ出す人間を許すことはね、そういう仕事をきちんと果たしている人に対… | 本で出逢った感動の名言 一見、供王という立場の上に胡坐をかき、公主の座を追われた祥瓊に、嬉々として辛くあたる少女が、その実、祥瓊よりも余程責任を自覚しており、権力などにとらわれず、公正に物事を判断しているのだと、よく分かるひと言だと思います。 […]