2016年5月16日 マンガ・ラノベ 作品から透けて見える「表現の自由」に対する想い | [書評]図書館戦争 「メディア良化法」という言論弾圧 1988年、昭和の終わりに、人権を侵害する表現を規制するために「メディア良化法」が制定されたという設定の元で平成とは違った「正化」という年号をもつもうひとつの現代の話です。 図書をはじめ […]
2016年5月15日 小説 数学や物理よりも愛がテーマの「容疑者Xの献身」 | [書評]容疑者Xの献身 テレビでの再放送を見て、あらためて読んでみました。 本では容疑者Xは映画の堤真一よりももっと冴えない人物として描かれています。 天才数学者対天才物理学者 今回の作品においては湯川先生の専門の物理の知識はあまりでてきません […]
2016年5月15日 コンピュータ・ITビジネス書 やっと見つけた! 海外移住の夢をかなえる方法 | [書評]満員電車にサヨナラする方法 ~時間と場所にとらわれない新しい働き方~ 『満員電車にサヨナラする方法』は、海外移住の夢をかなえる道を示してくれました。この本が教えてくれたのは、時間と場所にとらわれない働き方、クラウドソーシングを使った新しい働き方です。 海外に移住してみたいというあなた、都会 […]
2016年5月14日 小説 絵本で読める哲学書!? | [書評]葉っぱのフレディ―いのちの旅 確かに名作絵本 葉っぱのフレディーは、いわゆる名作絵本として有名ですので認知度は高いです。 しかし、低年齢層向けの絵本ということもあり、小さいお子さんでもいなければまだ手にとってまだ読んだ事がない方も多いはずです。 強 […]
2016年5月14日 成長すること人を育てること | [書評]赤めだか 立川談春による極上の成長記 人がどうやって大人になったかを知ることが好きです。 それは著名人に限らず、身近な友人や会社の同僚の話も同様に。 幼い頃に何を考えどんな挫折があって今があるのか、何が好きだったのか。自分のことを […]
2016年5月13日 ビジネス書人文・思想 ザ・チェンジ、引き寄せの法則の読者におススメ。夢実現の具体的な方法とは? | [書評]幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる 潜在意識に刺激をする方法とは 良く言われる、自己啓発本の代表的な方法が書かれた本です。 昔、アメリカで一台ムーブメントを起こした、ザ・チェンジや引き寄せの法則に近いです。非科学的な考え方ですが、潜在意識に重きを置き、潜在 […]
2016年5月13日 マンガ・ラノベ ヒロインが何度もスクラップ状態にされるラブコメ!? | [書評]ちこたん、こわれる(1) この漫画は、全く声を出さない宮原チコの声を、主人公である桜坂亮平が聞いたことによって、興味を持ってしまうところから始まります。 しかしこのチコには秘密があり、実は大量に製造されているクローンのようなロボットであることが後 […]
2016年5月12日 マンガ・ラノベ 新たな仲間を迎えて飛翔する青道高校 | [書評]ダイヤのA act2(2) センバツが終わって 第84回選抜高校野球大会準々決勝対巨摩大藤巻高校に0-2で敗れた青道高校は、戻ってきて早々に春の大会が待っています。皆は休む間もなく着替えて練習に向かいます。 甲子園で活躍できた人、思った活躍ができな […]
2016年5月12日 小説 ジャニーズ初の作家が贈る、程良く読みやすい佳作 | [書評]傘をもたない蟻たちは アイドルが作家デビューした理由 6つの独立した物語からなる短編集。著書はジャニーズのグループであるNEWSのメンバー・加藤シゲアキ。 特に男性は彼の存在自体知らないかもしれません。NEWSといえば山Pが脱退したグループ、 […]
2016年5月11日 マンガ・ラノベ [書評]ワンピース80巻 ルフィが大海賊化していく姿が面白い 今までは海賊王になると言っておきながら、こんな少数精鋭で勝ち続けるのかと内心思っていました。もちろんトラファルガー・ローが仲間になった段階で少しは強力な仲間が増えたけれどそれでも全然… […]
2016年5月11日 明日から即活用可能!高橋みなみのリーダー論 | [書評]リーダー論 リーダー必見!たかみなのリーダー論 元AKB48総監督のたかみなこと高橋みなみさんが書いたこのリーダー論、学校、部活、会社、その他団体等様々な場所でリーダーという役割を担っている方にはぜひ参考にしていただきたい一冊です。 […]
2016年5月10日 マンガ・ラノベ ダーツ好きなら必読のマンガ | [書評]エンバンメイズ(4) 新たな死闘の始まり エンバンメイズ4巻では主人公烏丸徨に新たな刺客が襲い掛かります。 今までの展開とは異なり、金のメダルを巡る争奪戦が繰り広げられることになるわけですが、その相手として出てきたのが志道 都という凄腕のダー […]
2016年5月10日 小説 地方都市で生きる閉塞感。どこへも行けない私たち | [書評]アズミ・ハルコは行方不明 地方都市で生きる閉塞感 著者の山内マリコはデビュー作『ここは退屈迎えに来て』でも、地方都市を生きる者のリアルを描いて話題になっていた。 描かれる地方都市は大型ショッピングモールやファストフード店など、チェーン店は充実して […]
2016年5月9日 ノンフィクション さかもと未明氏が語る発達障害との向き合い方 | [書評]まさか発達障害だったなんて 自分も「大人の発達障害」。だからこの本を手に取った 人の話を聞かない、急に感情的になる、約束を守らない―「変わった子」といじめられて育ち、その原因に気づかないまま職場や家庭の「困った人」に。さかもと氏もそうだった。「甘え […]
2016年5月9日 小説 男性作家が描くアラサー女性の10年間 | [書評]私という運命について 男性作家による女性視点での物語 白石一文は2010年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。実は父親の白石一郎も直木賞受賞作家。直木賞初の親子受賞となっています。 2000年にデビュー作である「一瞬の光」で注目され、エリートで […]
2016年5月8日 小説 武士としての生き方の葛藤を描いた歴史小説 | [書評]生きる どんな物語? 第127回(平成14年度)直木賞作品の作品です。舞台は江戸時代、ある藩の壮年武士が主人公。 この物語は、どうにもならない不条理を耐える武士の生き様と、心の葛藤を描いた作品です。とある藩の藩主が、臨終の間際に […]
2016年5月7日 ビジネス書小説 文豪夏目漱石の優れた思想を学べる書 | [書評]私の個人主義 「私の個人主義」は文豪夏目漱石の5つの講演を収録したものです。 この本を読むことによって、漱石がどのような人生を歩み、どのようなことを考えてきたのかをうかがい知ることができます。今年は漱石の没後100年の節目の年に当たり […]
2016年5月6日 マンガ・ラノベ デュラハン京子の大胆な一面!サキュバス早紀絵のジレンマ | [書評]亜人ちゃんは語りたい(3) 漫画「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」の3巻が発売された。 異色の学園コメディの第3巻だが、今回は2人の亜人ちゃんについて語りたいと思う。 真面目?大胆? まずは、デュラハン(頭と体が分離した亜人)の町京子に関する話を語り […]
2016年5月5日 小説 軍人になりそこなって、歴史家を目指す生き方 | [書評]銀河英雄伝説 『銀河英雄伝説』は歴史家という職業と戦略の重要性とを教えてくれた本です。 この物語には、歴史家志望でありながら、学資がなくやむをえず軍人になった人物が登場します。同盟側の主人公ヤン・ウェンリーです。 ヤンは軍人としての出 […]
2016年5月4日 小説 人生最期にしたい1つのことは? | [書評]世界から猫が消えたなら 本屋大賞ノミネート・100万部突破・映画化 天邪鬼なタイプであると凄く売れている、映画化される本は逆に手に取る気が起きない。そんな傾向はありませんか?きっと私だけではないですよね。 中学生の娘がお気に入りのこの小説は、ま […]
2016年5月3日 宗教に関する知識がない人、信仰心のない人でも面白い! | [書評]宗教学者の父が娘に語る宗教のはなし 「分かり易さ」に徹底して書かれている本 この本はタイトルの通り、まるで子供に宗教の話を伝えるように書かれています。 言葉遣いも内容も、簡単で分かりやすいように意識して書かれているように感じます。また、娘とメールでやり取り […]
2016年5月2日 暮らし・健康・子育て 珈琲屋の苦悩 | [書評]美味しいコーヒーって何だ? 美味しいコーヒー探求の話と思いきや この本は美味しいコーヒーを探求するために焙煎士オオヤミノルさんが3人に会いに行って対談します。鹿児島の井ノ上さん、鎌倉の堀内さん、青山の大坊さん。 井ノ上さんと大坊さんはオオヤさんより […]
2016年5月1日 小説 たった一度の好奇心で人生が! 世の中には読んではいけない本がある | [書評]ハナミズキ 映画「ハナミズキ」のノベライズ。北海道、東京、ニューヨーク、カナダを舞台にして、お互いを想いつつもすれ違うふたりの10年にわたる恋愛を描いたもの。 2010年に公開された映画「ハナミズキ」のノベライズです。 海外で働くこ […]
2016年4月30日 ビジネス書人文・思想 悩める自分の人生を大きく一変させてくれた思い出深き本 | [書評]人間を考える 松下幸之助が語る”自分がこの世に生まれた意義” 常に生成発展している宇宙世界において、人は生きとし生ける者の中で最高に位置する存在である。それが故に正しく力を使い、全ての生命を幸福にする義務がある […]
2016年4月29日 小説 小説を読む楽しさを堪能したいなら 佐藤正午のススメ | [書評]取り扱い注意 物語る才能の素晴らしさ 佐藤正午という作家を知っていますか? タイムパラドックスをモチーフにした「Y」や、ガールフレンドの失踪から物語が始まる「ジャンプ」はネプチューンの原田泰造主演で映画化もされベストセラーになったので […]
2016年4月28日 マンガ・ラノベ もっともらしい理屈と重さと暗さがたまらない 亜人7巻 | [書評]亜人(7) 人気SFアクション最新刊 わたしは、TVアニメでこの亜人を初めて内容を知り、その衝撃的な面白さに惹かれて、1巻から一気読みしてしまいました。 本刊は、その人気コミックの亜人の最新刊となります。衝撃的なほどの面白さという点 […]
2016年4月27日 小説 東欧についての知識皆無でも楽しめる!宝塚で上演もされた「プラハの春」 | [書評]プラハの春〈上〉 アラブの春とプラハの春 「アラブの春」が広がりを見せたのは2010~2012年のこと。独裁政治が続々倒され民主化の波が広がることが期待されたが、現状はISの台頭による大規模テロや難民問題とアラブ諸国の平和は一向に見えてこ […]
2016年4月26日 小説 超人的能力を持ちながら、無力さを痛感する理由とは? | [書評]無痛 ドラマとの違いを見つける楽しみ この無痛は西島秀俊主演でドラマ化されていた。 そのドラマを見たのがきっかけで本を手にとった。最初に本を目にしたときは少し厚みがあったため途中で挫折しないかと躊躇したが、その思いは杞憂であっ […]
2016年4月25日 つらい勉強は不要! 無理なく楽しく英語を身につける多読3原則 | [書評]快読100万語! ペーパーバックへの道 本書は、外国語学習に対する私の見方を根本的に変えてくれました。 実用的な英語(いや、それ以外の外国語でも!)を身につけたい方、ぜひこの本を手にとって、多読を始めてみてください。数ヶ月後には見違えるように上達していますよ。 […]
2016年4月24日 小説 人間の愚かさが「憎むべきもの」から「愛おしいもの」に変わる本 | [書評] ハツカネズミと人間 人生における不条理との向き合い方 人生において不条理は受け入れがたいものです。 手に入らなければ腹が立つし、失敗はしたくない。描いた理想は実現しなければ意味がない。そんな風に考えていた私にとって、この本との出会いは視野を […]