2016年5月9日 ノンフィクション さかもと未明氏が語る発達障害との向き合い方 | [書評]まさか発達障害だったなんて 自分も「大人の発達障害」。だからこの本を手に取った 人の話を聞かない、急に感情的になる、約束を守らない―「変わった子」といじめられて育ち、その原因に気づかないまま職場や家庭の「困った人」に。さかもと氏もそうだった。「甘え […]
2016年5月9日 小説 男性作家が描くアラサー女性の10年間 | [書評]私という運命について 男性作家による女性視点での物語 白石一文は2010年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。実は父親の白石一郎も直木賞受賞作家。直木賞初の親子受賞となっています。 2000年にデビュー作である「一瞬の光」で注目され、エリートで […]
2016年5月8日 小説 武士としての生き方の葛藤を描いた歴史小説 | [書評]生きる どんな物語? 第127回(平成14年度)直木賞作品の作品です。舞台は江戸時代、ある藩の壮年武士が主人公。 この物語は、どうにもならない不条理を耐える武士の生き様と、心の葛藤を描いた作品です。とある藩の藩主が、臨終の間際に […]
2016年5月7日 ビジネス書小説 文豪夏目漱石の優れた思想を学べる書 | [書評]私の個人主義 「私の個人主義」は文豪夏目漱石の5つの講演を収録したものです。 この本を読むことによって、漱石がどのような人生を歩み、どのようなことを考えてきたのかをうかがい知ることができます。今年は漱石の没後100年の節目の年に当たり […]
2016年5月6日 マンガ・ラノベ デュラハン京子の大胆な一面!サキュバス早紀絵のジレンマ | [書評]亜人ちゃんは語りたい(3) 漫画「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」の3巻が発売された。 異色の学園コメディの第3巻だが、今回は2人の亜人ちゃんについて語りたいと思う。 真面目?大胆? まずは、デュラハン(頭と体が分離した亜人)の町京子に関する話を語り […]
2016年5月5日 小説 軍人になりそこなって、歴史家を目指す生き方 | [書評]銀河英雄伝説 『銀河英雄伝説』は歴史家という職業と戦略の重要性とを教えてくれた本です。 この物語には、歴史家志望でありながら、学資がなくやむをえず軍人になった人物が登場します。同盟側の主人公ヤン・ウェンリーです。 ヤンは軍人としての出 […]
2016年5月4日 小説 人生最期にしたい1つのことは? | [書評]世界から猫が消えたなら 本屋大賞ノミネート・100万部突破・映画化 天邪鬼なタイプであると凄く売れている、映画化される本は逆に手に取る気が起きない。そんな傾向はありませんか?きっと私だけではないですよね。 中学生の娘がお気に入りのこの小説は、ま […]
2016年5月2日 暮らし・健康・子育て 珈琲屋の苦悩 | [書評]美味しいコーヒーって何だ? 美味しいコーヒー探求の話と思いきや この本は美味しいコーヒーを探求するために焙煎士オオヤミノルさんが3人に会いに行って対談します。鹿児島の井ノ上さん、鎌倉の堀内さん、青山の大坊さん。 井ノ上さんと大坊さんはオオヤさんより […]
2016年5月1日 小説 たった一度の好奇心で人生が! 世の中には読んではいけない本がある | [書評]ハナミズキ 映画「ハナミズキ」のノベライズ。北海道、東京、ニューヨーク、カナダを舞台にして、お互いを想いつつもすれ違うふたりの10年にわたる恋愛を描いたもの。 2010年に公開された映画「ハナミズキ」のノベライズです。 海外で働くこ […]
2016年4月30日 ビジネス書人文・思想 悩める自分の人生を大きく一変させてくれた思い出深き本 | [書評]人間を考える 松下幸之助が語る”自分がこの世に生まれた意義” 常に生成発展している宇宙世界において、人は生きとし生ける者の中で最高に位置する存在である。それが故に正しく力を使い、全ての生命を幸福にする義務がある […]
2016年4月29日 小説 小説を読む楽しさを堪能したいなら 佐藤正午のススメ | [書評]取り扱い注意 物語る才能の素晴らしさ 佐藤正午という作家を知っていますか? タイムパラドックスをモチーフにした「Y」や、ガールフレンドの失踪から物語が始まる「ジャンプ」はネプチューンの原田泰造主演で映画化もされベストセラーになったので […]
2016年4月28日 マンガ・ラノベ もっともらしい理屈と重さと暗さがたまらない 亜人7巻 | [書評]亜人(7) 人気SFアクション最新刊 わたしは、TVアニメでこの亜人を初めて内容を知り、その衝撃的な面白さに惹かれて、1巻から一気読みしてしまいました。 本刊は、その人気コミックの亜人の最新刊となります。衝撃的なほどの面白さという点 […]
2016年4月27日 小説 東欧についての知識皆無でも楽しめる!宝塚で上演もされた「プラハの春」 | [書評]プラハの春〈上〉 アラブの春とプラハの春 「アラブの春」が広がりを見せたのは2010~2012年のこと。独裁政治が続々倒され民主化の波が広がることが期待されたが、現状はISの台頭による大規模テロや難民問題とアラブ諸国の平和は一向に見えてこ […]
2016年4月26日 小説 超人的能力を持ちながら、無力さを痛感する理由とは? | [書評]無痛 ドラマとの違いを見つける楽しみ この無痛は西島秀俊主演でドラマ化されていた。 そのドラマを見たのがきっかけで本を手にとった。最初に本を目にしたときは少し厚みがあったため途中で挫折しないかと躊躇したが、その思いは杞憂であっ […]
2016年4月24日 小説 人間の愚かさが「憎むべきもの」から「愛おしいもの」に変わる本 | [書評] ハツカネズミと人間 人生における不条理との向き合い方 人生において不条理は受け入れがたいものです。 手に入らなければ腹が立つし、失敗はしたくない。描いた理想は実現しなければ意味がない。そんな風に考えていた私にとって、この本との出会いは視野を […]
2016年4月23日 小説 想像もしなかった「宇宙から飛来した地球人」の物語で価値観が変わる | [書評]星を継ぐもの 複雑なパズルが完成する快感 「そう、今さら言うまでもなく、謎は解かれた。文字通り、人間は空から降って湧いたのだよ」p288 従来からSF小説は手にとっていましたが、複雑な全体のパズルがひとつの絵として最終的に完成するまで […]
2016年4月22日 ビジネス書 システムを理解するとは、問題の解決方法も理解することである | [書評]世界はシステムで動く 本書は、システムダイナミクスの考えに基づいた思考法や考え方について書かれた書籍です。システムダイナミクスは1960年代にアメリカのマサチューセッツ工科大学で研究が始まったシステム理論です。 物事を要素だけで見るのではなく […]
2016年4月21日 ビジネス書 TEDトーク 世界最高のプレゼン術 人を惹きつけるプレゼンテーションの方法について、具体的かつ包括的に紹介されています。 前半ではプレゼンテーションの内容に関するチョイスなどが説明されていて、後半ではジェスチャーのことや、スライドの使い方まで説明されていま […]
2016年4月20日 コンピュータ・ITビジネス書 リモートチームでうまくいく マネジメントの〝常識〟を変える新しいワークスタイル リモートワークとは、オフィスに通勤しなくても働く事ができるスタイルのことで、自分の好きな場所で自由に働ける事が魅力となっています。自由業とは異なり、特定の企業に所属しているので、安定性が得られるわけです。 著者は、「納品 […]
2016年4月19日 コンピュータ・ITサイエンスビジネス書 ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学 膨大なビッグデータの解析により、社会や個人に対して集合知が及ぼす影響について、独自の視点で分析した書籍です。 ある人が、新しい習慣を身につけるかどうかの蓋然性は、すでにその習慣を身につけている人とどれぐらい交わるのかとい […]
2016年4月18日 ノンフィクション人文・思想 20代で隠居 週休5日の快適生活 筆者にとって、贅沢は遠くの友人のようなものだと言います。 彼は「隠居」を選択する事で、一般社会から離れて暮らしていると言えます。ホームレスのように世捨て人とならないのがポイントで、都会に蔓延る誘惑から意識的に遠ざかる事で […]
2016年4月17日 サイエンス 幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 社会全体としての幸せさを向上させるために、地位財より非地位財を重視することで、幸福度が高くなるという人類に役立つ幸福追求が、学問として体系的に説かれてます。 地位財とは社会的地位や年収のことで、非地位財とは健康や心のやす […]
2016年4月16日 人文・思想 持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない この本は、現代社会でどう幸せを感じることができるのかを示すハウツー本です。 モノがあふれた現代社会で、「モノを過度に持たない」「お金を過度に持たない」という考え方は、よく目にするものです。モノや金銭への欲望を満たすだけで […]
2016年4月15日 コンピュータ・ITサイエンス アンドロイドは人間になれるか テレビで人気のマツコ・デラックスをモデルとしたアンドロイドですが、リアルさを追求するための毛穴が20万個も付いています。 その生みの親が、「世界を変える8人の天才」にも選出された、ロボット工学の第一人者である石黒浩氏です […]
2016年4月14日 コンピュータ・ITビジネス書 人工知能×ビッグデータが「人事」を変える スポーツの世界でもデータを活用するようになっていますが、ビジネスの世界でも確実にその傾向は強まっています。 物事に対する視点の多様性を考えさせてくれる良書であることは間違いないものです。 そしてプログラマもSEも、そのビ […]
2016年4月12日 コンピュータ・ITビジネス書 チームのことだけ、考えた。 サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか チームワークを勉強するにあたってこの本を読みました。 やはりチームワークと呼ばれるものは仕事する上で特に重要でそれぞれが十分なポテンシャルを発揮するための方法がこの本には書いてありました。同じレベルの人間や性格の人間ばか […]
2016年4月11日 ビジネス書 10年後、生き残る理系の条件 この本は、理系の道をこのまま進むかどうか不安を感じてしまっている理系学生にいい本だと思います。 私は、新聞にこの本の書評が掲載されいてるのを読んで、購入してみました。かくいう私は、大学の工学部に籍を置く身で、卒業後の進路 […]
2016年4月10日 コンピュータ・ITサイエンス 人工知能ブームも良いけど、そもそも”人間”とは何なのか? | [書評]どうすれば「人」を創れるか: アンドロイドになった私 実際の人の思考と、人工知能の違いって何でしょうか? この本の書評を書くにあたって、AI (Artificial Inteligence) に関する文献を調べてみましたが、どれも専門用語の羅列で判りやすい本がありませんでし […]
2016年4月9日 コンピュータ・ITサイエンスビジネス書 SE/プログラマを目指す学生へ具体的な業務内容の案内 | [書評]この1冊ですべてわかる SEの基本 システムエンジニアとプログラマの違いは何でしょうか? システムエンジニアというお仕事は、システムの設計や開発、テストを手掛けるという業務内容です。プログラマーと同一に考えられることが多いのですが、プログラマーとは異なりま […]
2016年4月8日 コンピュータ・IT 女子大生と学ぶAI | [書評]人工知能は私たちを滅ぼすのか 計算機が神になる100年の物語 コンピューターが進化することによって、さまざまな問題が解決される一方で新たな問題も発生していき、過去から未来までの物語が綴られており、人工知能が独自に進化していき、その先に何が待っているのか、とても興味が湧く内容と言えま […]